トルコ古代遺跡「ギョベクリ・テペ」
    

 の話を知ったのは2013年11月23日(土)、TBSテレビの「世界ふしぎ発見」のギョベクリ・テペについての放送だった。
 
 トルコのギョベクリ・テペは1万1千年前の遺跡で1994年に発見された人類最古の巨大建築物で、放射性炭素による年代測定によって紀元9000年前後と判明した。
 派手な番組触れ込み見出し、人類最古の神殿がトルコにあった!人類の新たな歴史が紐解かれるという注目の遺跡。ユーフラテス川支流のバリフ川上流域、エジプトのピラミッドが造られた5000年前よりも遥か前の建造物。約1万1000年前の人々が造ったという人類最古の巨大建築物だ。と、いかにも民放らしい思わせぶりなキャッチコピーである。

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「ギョベクリ・テペ」発掘跡 
画像提供ウィキペディア http://bar.wikipedia.org/wiki/Benutzer:Luki/G%C3%B6pekli_Tepe

 こうした古代遺跡に興味を抱くひとは結構多くいる。私もその一人で始めは日本古代史だった。当然古事記や日本書紀の難解な文字を読破、しようと思ったが、三行くらいでとまった。後にも先にも進まない。どうしてだろうと、思い直して、お茶だのコーヒーだの支度だけは、順調に進むのに本題のあて字漢字の漢文をシュミレーションすると脳が拒否反応を示す。

 そのことを、むかしテレビで同じような光景が映されているのを脳の動画が覚えていた。相手は「ロバ」だ。

 シルクロードか、マチュピチュか、メキシコ山岳地帯か、はたまたチベット高山山脈の稜線上を歩く姿か、そのどれかを特定できないが、なにしろ足を滑らしたら千尋(せんじん)の谷底にまっしぐらに落下、というような危険稜線を1トンもあろうかと思われる荷物を積まされた「ロバ」が突然パタリと止まった。その飼い主が叩こうと、撫でようとテコでも動かない。死んではいない。疲労のあまりその「ロバ」は勝手に休息タイムを自分でつくり、約30分くらい休んだ後、再びなにごともなかったように歩き出した。おそらく体力のない「ロバ」だったら、そこで疲労死していたであろうとおもわれる過酷な仕事だった。 

 その「ロバ」と同じ精神的苦痛を、いま味わっていると感じたのだった。しかし幸いなことに命まではとられない。それで安心した。したがって「古事記」も「日本書紀」も新しいままの帯と改訂版という表示がむなしく通りすぎていく。

 思い出し回想の逸話を添えるなら、「古事記」の太安万侶の墓誌が偶然発見されたのも、トルコ遺跡1994年トルコの一農夫によって偶然発掘された古代遺跡ギョベクリ・テペ、ともよく似ている。

 過去の遺物は殆ど地下に埋められており、よほどの確たる証拠文献がない限り発見されるのは、1億円の宝くじを当てることより難しい。

 古代遺跡に興味を抱くタイプは皆、これと同じと登竜門を潜るのだろうか。いや、もしかすると自分だけ能力不足で古事記も日本書紀も、まったく理解していないのは私一人なんだと落ち込む。

 それで雰囲気を代えて、ギリシアのアレキサンダー大王を目指した。これは判り易かった。もちろん翻訳文であることは云うまでもない。ついでにフロイトの「精神分析」も参考程度に読んでみたら、その アレキサンダー大王の功績についての記述文があり、思わぬ発見をして「ロバ」の心境が判ったような気がした。そして、以後のローマ帝国、セレウコス、アンティオコスの世界制覇戦争物語に行き着いた。

 ローマ帝国、セレウコス、アンティオコスの話しについては後ほど詳しく別枠ページで項をつくる。いまはトルコ「ギョベクリ・テペ」について書かなければならない。幸いというかインターネットネットの得意分野というか、その項目で検索すると、すでに詳しく記事にしているサイトがあった。
 これから紹介するサイト主は、その道のプロではないかと思われるほどの構成力と、判り易い画像をふんだんに使い説明している。そこまで解説してあれば、私の出る幕がない、と締ってしまうと全部が終わってしまうので、それらを参考にしながら持論・自論を展開したいおもう。


ザウルスでござる・
サイトよ
 
 http://blog.goo.ne.jp/zaurus13/e/4b5cce17e4cc74f24ae303af8bece342
「今から20年ほど前の1994年に、トルコの一農夫が偶然掘り当ててしまった古代遺跡、ギョベクリ・テペ。現在も発掘が続いており、全体の5%ほどが明るみに出てきていますが、発掘完了にはまだあと50年以上かかる見込みです。」(冒頭抜粋)

当サイトより抜書き
http://blog.livedoor.jp/raki333/archives/52000147.html